野村善吉ノムラゼンキチ

生没年不詳:号は芙蓉堂。明治15年頃宮荘一藤とともに、金沢で酒盃や湯呑などの九谷焼製品の内側に赤壁賦や千字文を書く細字の技法を始め、時流にかないもてはやされた。明治28年寺井の大原江山などを指導する。