春名繁春ハルナシゲハル

弘化4~大正2:金沢に生まれる。陶画を任田旭山、絵画を佐々木泉龍に学ぶ。阿部碧海の工場では、工場長の内海吉造のもとで狩野派の画風の絵付けに腕を発揮した。ウィーン・フィラデルフィアの万国博覧会などに出品し、優秀な成績を収め、明治14年第2回内国勧業博覧会では妙技3等を受賞。のち横浜に出て薩摩焼の絵付けなどを行う。