初代宮川香山ミヤガワコウザン01

天保13~大正5(1842~1916):京都に生まれる。本名虎(寅)之助。京都で楽焼を専門とする家業を継いだが、明治4年横浜に出て、輸出陶磁器を製する真葛焼を興す。初期には写実に徹した細工物を得意としたが、後に科学的釉薬の開発に取り組み、新釉薬による精密華麗な作品を制作した。内外の博覧会で受賞を重ね、明治29年には帝室技芸員となった。