山田道安ヤマダドウアン

大和国(奈良県)の人。戦国末期~桃山時代の武人画家。大和の筒井氏の一族で、大和の山田城主。山田順貞・順清・順知の三代にわたって道安と号した。初代は周文・雪舟を師とし、また宋画を学びその画風を伝えたといわれる。順貞は果物・人物を多く描いたと伝えられる。三代とも筒井家並び筒井順慶の大和国制圧・支配に沿ったかたちで、春日大社への石灯籠寄進や、松永久秀焼き打ちによる大仏焼亡の仏頭仮修理に際し、資材を当てるなどしている。