灰外達夫ハイソトタツオ

昭和16年~平成27年(1941~2015):珠洲市に生まれる。中学卒業後の31年より建具の修行を始め、指物や挽曲等の技法を習得する。52年氷見晃堂の作品に感銘を受けて木工芸の道に入った。平成元年より日本工芸会正会員。日本伝統工芸展への入選、受賞を重ね、24年重要無形文化財「木工芸」保持者に認定。用材の側面内側に鋸で挽目を入れ、材を環状に曲げて繊細な多角形の木箱を成形する、挽曲技法の作品が高い評価を受けた。