坂本宗一郎サカモトソウイチロウ

大正14~ :金沢市二俣に生まれる。生家は天正14年から紙屋肝煎をつとめた奥野家。代々宗右衛門を襲名し、のちに常太郎、宗四郎、宗次郎を名乗る長い紙漉の伝統を持つ。宗一郎は坂本家の養子となってから紙づくりを始めた。装飾の技法としては浸染め、手描き染め、版木に彫った文様の拓写などを駆使している。作品はオリジナルな染め模様で、主として帯に加工される。