岸 岱ガンタイ 

安永 9~元治元:江戸時代後期の岸派の画家。岸派の祖である駒の長子で、幼名は太郎、名は昌岱、字は君鎮・卓洞・虎岱・紫水・虎頭館など。画を父に学び、鳥獣を得意とした。文化6(1809)父岸駒と共に金沢に来て、前年の金沢城大火の修復で、城内二ノ丸殿の障屏画を描いている。従五位越前守に叙され、父と同じく有栖川家御用人であった。