小堀遠州コボリエンシュウ

天正 7~正保 4:遠州流茶道の祖。近江国坂田郡小堀町に生まれる。名は正一、のち政一。宗甫、孤篷庵と号し、遠江守(とおとうみのかみ)に任ぜられたため、遠州と通称される。徳川家康・秀忠・家光の三代に作事奉行として仕える。茶の湯を古田織部に、歌道を冷泉為満に学び、定家流の書に私淑、また大徳寺の春屋宗園に参禅し、「きれいさび」と称される茶の湯を創始する。三代将軍徳川家光の茶道師範。大名物に次ぐ中興名物を選定し、その内容は『遠州蔵帳』として伝えられている。