小野道風おののとうふう

寛平6年-康保3年(894-967)、平安時代中期の能書家。古来書聖として名高く、藤原佐里、藤原行成とともに三蹟に数えられる。端正な字形と豊潤温雅な点画の書は、平明かつ優麗な日本的な書風とされ、従来の晋唐風の書からいわゆる和様を確立する。