粟生屋源右衛門あおやげんえもん

寛政元-安政五年(1789-1858)、現在の石川県小松市に生まれる。 淘技を父粟生屋源兵衛ならびに若杉窯の本田貞吉に学び、小野窯、松山窯といった再興九谷諸窯の主工として名をなす。その作品は淘胎で硯箱、箪笥などを、あたかも木工品を思わせるかのような精緻な技術を発揮したものが多い。