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展覧会/イベントExhibitions/Events

終了 展覧会

古美術 古九谷と再興九谷Ⅱ 2021年10月1日(金) ― 2021年10月17日(日)

概要

 当館の夏の企画展「加賀百万石 文武の誉れ-歴史と継承-」では、加賀藩三代藩主・前田利常が推進した古九谷の生産を、禁教の状況下で、キリスト教信仰が日本・東洋文化と高度に融合した文化的所産として再考しました。文武二道の精神から、利常は江戸幕府に対して文化力で挑みました。そこで江戸では実現できない美的完成度の高い色絵磁器の生産と、高山右近ゆかりの地として、幕府が禁止したキリスト教信仰の観念的な受け皿となることが両立できれば、それは幕府に対してこの上ない文化的痛打を浴びせることとなるとの観点から、古今東西の名品の収集や、名工の招聘・支援に続いて古九谷のプロジェクトが具体化されたと考えられます。
 伝存する作品や、九谷磁器窯跡出土の資料などから、このプロジェクトには日本・東洋の画題に精通した一流の画家や、セミナリオで西洋絵画を学んだ画家、さらには日本の色絵を大成した野々村仁清も参画していたことが明らかになってきました。そして彼らの創意と利常の気概が絶妙に呼応して、世界陶磁史の中でも類を見ない「美の高さ」をもった色絵磁器・古九谷が誕生したと考えられます。
 したがって、利常が1658年に亡くなり、またプロジェクトの実際的推進者だった大聖寺藩初代藩主の前田利治が1660年に亡くなって以後、当然古九谷にも質的転換がありました。たとえば1670年代以降に『八種画譜』から着想を得て絵付けがなされた一連の作品には、当初とは異なる意識が感じられます。このように古九谷には、まだまだ整理すべき課題が多々あり、それは再興九谷にも波及すると考えられます。

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開催日時

2021年10月1日(金) ― 2021年10月17日(日)
9:30 ― 18:00(入場は17:30まで)
会期中無休

会場

第2展示室

観覧料
観覧料 一般 大学生 高校生以下 65歳以上
個人 370円 290円 無料 290円
団体 290円 230円 無料 290円

※団体は20名以上。65歳以上の方は団体料金でご覧になれます。
県立美術館友の会会員、また身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を持参の方とその介添えの方は無料です。

作品紹介

石川県指定文化財《青手桜花散文平鉢》古九谷
石川県指定文化財《青手桜花散文平鉢》古九谷あおておうかちらしもんひらばち こくたに

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