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展覧会/イベントExhibitions/Events

開催中 会期終了まで25日 展覧会

古美術 金沢ゆかりの茶道具 2022年1月27日(木) ― 2022年2月20日(日)

概要

 近代の数寄者のひとり高橋箒庵の『東都茶会記』には、明治末から大正期に各地で見た茶道具の記録や感想、その土地に関する文化について記述されています。単なる記録というより、優れた随筆です。明治45年5月21日から24日には金沢に滞在し、「終日書画什器の宝山に入り浸り、目の盆と正月とを一所に併せて殆ど眩暈[げんうん]するばかりに貪観[どんかん]したるは、眼福の百年目とも云う可きか」と記しています。
 金沢の土地柄について、加賀藩前田家の影響もあって、士族だけでなく一般平民まで「余裕ある者は茶事を嗜み、謡曲を好み、書画、骨董を玩んで優美嫺雅悠容迫らざる趣あり」と触れ、「維新後三都の名品は往々加州人の手に渡」ったと紹介します。
 同23日に訪れたのが、山川庄太郎宅です。奥座敷の床の掛軸の前には、「仁清雉の香炉」が飾られていました。山川は「天性骨董好き」で、夜になると茶釜の松風を聞きながら、茶器を愛玩するのが常だったといい、案内された蔵器陳列室では、さまざまな香合と茶碗、花入、硯箱が並んでいたと、その感想を述べています。
 特に「香合は当家の独擅場」と述べ、中でも「阿蘭陀[おらんだ]白雁の香合」は「高名天下に隠れなきものになり」とし、「雁に尤[もっと]も難物なる首の格好優れて好きこそ有り難けれ」と絶賛します。
 箒庵は成巽閣も訪れ、松岡家所蔵の名品も鑑賞しますが、「青井戸茶碗銘宝珠庵[ほうじゅあん]」は「見るに及ばざりし」と残念な気持ちを吐露し、金沢を去るのでした。

展示作品リストはこちら

開催日時

2022年1月27日(木) ― 2022年2月20日(日)
9:30 ― 18:00(入場は17:30まで)
会期中無休

会場

第2展示室

観覧料
観覧料 一般 大学生 高校生以下 65歳以上
個人 370円 290円 無料 290円
団体 290円 230円 無料 290円

※団体は20名以上。65歳以上の方は団体料金でご覧になれます。
県立美術館友の会会員、また身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を持参の方とその介添えの方は無料です。

作品紹介

石川県指定文化財《青井戸茶碗 名宝樹庵》
石川県指定文化財《青井戸茶碗 名宝樹庵》あおいどちゃわん めいほうじゅあん
《和蘭陀白雁香合》
《和蘭陀白雁香合》おらんだはくがんこうろ

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