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終了 展覧会

第2展示室 茶道美術名品選Ⅱ 古美術 2018年4月20日(金) ― 2018年5月20日(日)

概要

 Ⅱ期は、Ⅰ期の展示から絵画のみが替わります。最初は、長谷川久蔵の筆と伝えられる《祇園会図》(重美・県文)です。「信長公拝領/利休居士遺具」との千利休の孫・宗旦の添書から、本作は千利休が織田信長から拝領し、終生所持したものであることがわかります。そして内箱の蓋裏に裏千家十一代玄々斎による書付で「母衣武者之図 長谷川久蔵筆」とあることで、筆者は長谷川久蔵とされてきました。しかし、利休が本作を信長から拝領したのは本能寺の変より前であることを考えると、久蔵は十代はじめまでに描いてなければなりません。天才的な画技を持った夭折の画家・久蔵ならばそれもあるかと思いますが、ここは慎重に考えたいと思います。
 もう一点は、久隅守景の《四季耕作図》(県文)です。本作は日本的な山水の展開と、中国風俗による人々の営みが絶妙に調和しており、表現の深化が認められます。左隻春の景には《六祖図》を意識したような人物、夏の景には休憩して寛ぐ一団や鵜飼い、右隻秋の景には飛雁、《臨済裁松図》を意識したような人物、犬を叱る人物、そして冬の景には「文士」のポーズで遠い山を見つめる人物などが描かれており、季節の景気や日常性への傾斜と、思想的な深化の双方が、ある種の「おかしみ」をともなった表現に結実しています。なお、左隻の灌漑の作業は農具の向きが逆であり、右隻の籾摺りの石臼は形状から用をなさないとの指摘があります。いずれも日常性に注目する「軽み」から「おかしみ」への移行を、反骨精神も交えて表現したものでしょうか。

開催日時

2018年4月20日(金) ― 2018年5月20日(日)
2018年4月20日(金) ― 2018年5月20日(日)
9:30 ― 18:00(入場は17:30まで)
会期中無休

観覧料
観覧料 一般 大学生 高校生以下 65歳以上
個人 360円 290円 無料 290円
団体 290円 230円 無料 290円

※団体は20名以上。65歳以上の方、県立美術館友の会会員は団体料金でご覧になれます。
また、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を持参の方、付き添いの方は無料です。

作品紹介

県文《祇園会図》伝長谷川久蔵
県文《祇園会図》伝長谷川久蔵ぎおんえず でんはせがわきゅうぞう

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作品一覧

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