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展覧会/イベントExhibitions/Events

終了 展覧会

前田育徳会尊經閣文庫分館 前田家 武の装いⅡ 古美術 2018年6月22日(金) ― 2018年7月23日(月)

概要

 加賀藩の文化政策は、時に幕府の警戒を和らげる目的があったと解釈されますが、特に五代藩主・前田綱紀の事績や武具を検証すると、そのような見方は一面的であることを改めて痛感します。当館では、一連の展示を通して前田家が推進した文化政策の、戦略的な側面に注目しています。文物収集や美術工芸品と武具制作の水準や芸術的完成度、そして政策全般に発揮される独創性で幕府を圧倒することが「文化決戦」の眼目と言えますが、加賀藩はさらに直接的な武力による決戦も視野に入れていたことが、今回の展示作品からも垣間見えます。
 「アート」は本来技術という意味であったことを考えると、先に終了した特別展「美の力」で明らかにしたように、特に外様大名であった前田家の場合は、美術・工芸・武具に重層する意味を、総合的に読み解いて行く新たな観点が必要であることを痛感します。一例として陣羽織に注目してみると、前田綱紀が「百工比照」で諸大名が所用した陣羽織の形状や、意匠、色を丹念に調査していた事実が想起されます。おそらく綱紀はこの作業を通して、たとえば〇△□などの基本的な意匠化の傾向性を把握しようとしていたのではないでしょうか。綱紀の陣羽織総覧は未完に終わったようですが、その作業が最終的に何を目指していたかを考えると少し緊張すると同時に、人間の思考を様々な角度から追及してやまなかった姿勢に改めて敬服させられます。もちろん本展では綱紀の陣羽織も展示しています。

開催日時

2018年6月22日(金) ― 2018年7月23日(月)
9:30 ― 18:00(入場は17:30まで)
会期中無休

会場

前田育徳会尊經閣文庫分館

観覧料
観覧料 一般 大学生 高校生以下 65歳以上
個人 360円 290円 無料 290円
団体 290円 230円 無料 290円

 

※団体は20名以上。65歳以上の方、県立美術館友の会会員は団体料金でご覧になれます。
また、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を持参の方、付き添いの方は無料です。

作品紹介

作品一覧

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