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終了 展覧会

特別陳列 漆皮―近代の文化財修復と伝承― 近現代工芸 2018年9月1日(土) ― 2018年10月14日(日)

概要

 漆皮とは読んで字のごとく、動物の皮革を素地とした漆器のことです。東大寺正倉院や大阪の四天王寺には、奈良時代の例がのこり、この頃隆盛した技法とされています。漆皮作品に触れてみると、軽く、手ざわりに革独特のなじみが感じられます。また組物や指物のようなきっちりした角を持たず、柔らかくカーブを帯びた形となることも特徴です。どことなく漂う大らかな雰囲気も、こうした性質によるものでしょうか。一方、年月が経つと皮革がねじれ、小さな蜘蛛手状のひび割れを生じやすくなります。さらに皮革の処理には時間的にも費用的にも、大きな負担がかかります。そのため平安時代になると、現在広く用いられている木の素地に取って代わられていきます。
 ところが明治期に入り、古い文化財の修復や模造が始まると、当時の技法に再び注目が集まります。その中で漆皮に注目したのが金沢出身の新村撰吉(1907~1983)です。新村は木型に革をあてて打ち延ばし、強い力で締め上げて成型することで、漆皮の技法をよみがえらせました。日本伝統工芸展にいくつもの漆皮作品を出品していますが、モダンなデザインが新鮮な印象を与えます。さらにその後、輪島・金沢で活躍した坂下直大は独自に研究を重ね、ねじれを生じにくい漆皮の制作に取り組みました。本展示では新村、坂下に加え、現在も活躍を続ける増村紀一郎の作品を展示します。三者三様の漆皮作品をどうぞじっくりご覧ください。

開催日時

2018年9月1日(土) ― 2018年10月14日(日)
9:30 ― 18:00(入場は17:30まで)
会期中無休

会場

第5展示室

観覧料
観覧料 一般 大学生 高校生以下 65歳以上
個人 360円 290円 無料 290円
団体 290円 230円 無料 290円

※団体は20名以上。65歳以上の方、県立美術館友の会会員は団体料金でご覧になれます。
また、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を持参の方、付き添いの方は無料です。

作品紹介

新村撰吉《漆皮花蝶文盤》
新村撰吉《漆皮花蝶文盤》しんむらせんきち しっぴかちょうもんばん

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作品一覧

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