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展覧会/イベントExhibitions/Events

開催中 会期終了まで23日 展覧会

古九谷・再興九谷名品選 古美術 2021年2月13日(土) ― 2021年3月19日(金)

概要

 加賀藩三代藩主・前田利常は、文化政策に注力しました。そこには、外様大名として幕府の警戒心を和らげる目的があったとも言われますが、利常の文化政策を知れば知るほど、警戒を和らげるどころか、逆に幕府を挑発しているようにも感じます。利常が晩年に取り組んだ、色絵磁器プロジェクトの成果である古九谷もそのひとつです。利常は、新たな芸術ジャンルとしての色絵に着目し、九州や京都の動向を注視していました。1637年に長崎に御買手を派遣したのも、名物裂や茶道具の購入のみならず、同年に有田を追放された陶工たちとの接触を図る目的があったと推測されます。
 古九谷の特質は、大胆な意匠を厚い釉で描いていることですが、これは江戸では作ることができない色絵磁器にこめた、利常の反骨精神を具現化したものという見方もできます。そして一部の作品については、意匠の深意をキリスト教信仰から読み解く解釈もできます。近年の研究により、色絵の技術がキリシタンのネットワークを介して九州各地に伝えられたことが次第に明らかになってきましたので、九谷の地に技術を伝えた陶工も、その一員であった可能性を否定することはできません。
 そこで利常は、幕府が禁止したキリスト教信仰をほのめかす意匠を、古九谷で展開することを支援したのではないでしょうか。このように古九谷は、美の高さにおいても、また意味の深さにおいても幕府に向けられた刃でした。この挑戦的な姿勢は、再興九谷諸窯にも継承され、飽くことなき表現の追究は今日も「九谷」の特質となっています。

展示作品リスト

開催日時

2021年2月13日(土) ― 2021年3月19日(金)
9:30 ― 18:00(入場は17:30まで)
会期中無休

会場

第2展示室

観覧料
観覧料 一般 大学生 高校生以下 65歳以上
個人 370円 290円 無料 290円
団体 290円 230円 無料 290円

※団体は20名以上。65歳以上の方は団体料金でご覧になれます。
県立美術館友の会会員、また身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を持参の方とその介添えの方は無料です。

作品紹介

県文《青手樹木図平鉢》古九谷
県文《青手樹木図平鉢》古九谷あおてじゅもくずひらばち

※一覧の作品画像は実際の比率ではありません。画像をクリックすると実際の比率で拡大画像が表示されます。

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