●常設展示室(第2展示室)
特 集 新春優品展 −茶道美術を中心に−
1月4日(土)〜2月2日(日)
新しい年が明けました。日本人にとって、元日には特別な意味がありました。それは、去年が今年になったというだけではなく、すべてが新たに一から始まるという神聖な日であり、特別な日と考えられていました。しかし現代人は高度情報化社会のなかで日々の時間に追われていて、新年を迎えるという「節目」の感覚が非常に希薄になってきています。それ故、この「節目」に先人が培った日本文化を再考する機縁とすべきではないでしょうか。
今回は、晩年の小堀遠州が迎春にあたって書かれた書状や、近衛龍山の「歳旦和歌」、本阿弥光悦の「和歌扇面画賛」、さらには「和漢朗詠集 山(嵯峨切)」、「古今和歌集巻第六断簡(白砂切)」などの作品から、自然観のなかに迎春の特別な想いや日本美を詠んだ作者の心に触れていただきたいと思います。
また初釜の季節ですが、当館の茶道美術は、山川コレクションがその核を成しています。このコレクションは、金沢の素封家山川家が三代にわたって収集伝世したものです。言うまでもなく野々村仁清の「国宝色絵雉香炉」は初代甚兵衛の収集ですが、このコレクションの特色は、香合の質の高さとその種類の豊富さにあります。
「和蘭陀白雁香合」(県文)は、オランダのデルフト窯で作られ、江戸時代初頭にわが国に舶載しました。その優雅で愛らしい趣が好まれ、茶人が香合に見立てたもので、古来より名高い名品です。また、仁清の「色絵花笠香合」は、仁清の技の冴えを示す薄作りのシャープな器体に、青、赤、緑の彩色と金彩を駆使した艶美ともいえる華やかな作品です。そのほか「交趾鹿香合」、「交趾金花鳥香合」、「宋胡録柿香合」、「黄瀬戸根太香合」や、茶入、茶碗など約50点を展示し、茶道という日本文化の精神性を示す美の一端に、新たなる年の始まりを感じていただければ幸いです。
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伊羅保片身替茶碗

色絵花笠香合 野々村仁清
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◆常設展 観覧料
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一般 |
大学生 |
高校生以下 |
| 個人 |
350円
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280円
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無料
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| 団体 |
280円
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220円
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無料
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| 団体(20 名以上) |
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