藤原俊成フジワラノトシナリ

永久 2~元久元:平安時代から鎌倉時代に歌界の要人として活躍した歌人。『万葉集』や『古今集』の伝統に立ち返った、叙情性豊かな歌風を確立し、息子である藤原定家をはじめとする多くの歌人に影響を与えた。藤原良経が主催し、慈円・定家・寂蓮などが参加した『花月百首撰歌合』など様々な歌合の判者として、また『千載和歌集』などの編者としても名を残し、歌学書や歌論も著している。