本阿弥光甫ホンアミコウホ

慶長 6~天和 2:光悦の孫で、号は空中斎。家業を継ぎ刀剣の鑑定・研磨・浄拭にあたったが、光悦の遺風を継ぎ、茶の湯・香・書画をよくし、また作陶を一入に学び秀でた才能を発揮し、晩年には信楽風の土を用いた、いわゆる空中信楽を作った。祖父光悦の一代記とその家記である『本阿弥行状記』を著した。