松本佐一マツモトサイチ

昭和5~令和3(1930~2021):金沢市に生まれる。曾祖父は九谷焼の名工松本佐平。昭和26年に金沢美術工芸専門学校を卒業後、京都の国立陶磁器試験所伝習生となる。翌年金沢に戻り第8回日展に初入選、52年・63年に同展で特選受賞。60年より吉野谷村に登窯を築き、新たな活動の拠点とする。伝統的な色絵から独自の銀彩まで幅広い陶技を持ち、陶壁なども多く手掛けた。