宮川哲爾ミヤガワテツジ

大正15~ :小松市に生まれる。本名哲治。昭和20年松本佐吉に指導を受ける。25・27年日展に入選。42年頃より田村耕一に師事。42年第14回日本伝統工芸展に初入選、以後入選を重ねる。伝統的な九谷の世界にとどまらず、京焼の雅な味わいを取り入れるなど、茶陶を中心に明快な色絵の世界を展開する。63年には石川県指定無形文化財保持団体九谷焼技術保存会会員となる。日本工芸会正会員。