初代歌川広重ウタガワヒロシゲ01

歌川広重は本姓安藤。公儀定火消同心の家に生まれ、浮世絵師を志し初め初代豊国の門を叩くが断られ、同じ豊春門下の歌川豊広に入門。1830年代ごろより名所絵に独自の境地を見出し、「東海道五十三次」(保永堂版)で一躍大流行絵師となった。晩年まで活躍。歌・俳句とともに、叙情的世界をつくりあげた短冊判花鳥画にも優れる。