明治18～大正11：大聖寺に生まれる。明治39年、兄二代隆平を継いで、21才の若さで江沼随一の豪商井上商店の経営に当たる。古九谷風、吉田屋窯風といった九谷系統のものだけでなく、国内外各地の特徴を取り入れた各種の陶磁器類を製産する。なかでも本場を凌ぐとまでいわれた大聖寺伊万里の製産は名高い。