烏丸光廣カラスマルミツヒロ

天正 7~寛永15:安土桃山~江戸時代初期の歌人。細川幽斎に師事して古今伝授を受けて、二条家嫡流の和歌を究め、他にも連歌・俳諧・狂歌・紀行文・随筆・茶道をたしなみ、多芸多才を極めた。歌集『黄葉和歌集』、幽斎の口述を筆録した歌学書『耳底記』、紀行文『あづまの道の記』などの著書がある。また幼少の頃より書に秀で、晩年には独自の書芸を生み出しており、江戸時代初期の代表的能書家として、わが国の書道史にも名を残している