初代西村松逸ニシムラショウイツ01

明治27~昭和56:金沢市に生まれる。15才頃から五十嵐随甫の弟子、近田市太郎、叔父の津田鉦一郎について蒔絵を修業し、塗りを独学で習得、19才で独立する。五十嵐派の流れを汲む加賀蒔絵の伝統を踏まえ、堅牢で格調高い作風を旨とする。特に研出蒔絵を得意として、茶道具や調度類などを主に手がける。昭和56年没。