所蔵品のご案内Collection
No:02013300空蝉と美男蔓宝石箪笥うつせみとびなんかずらほうせきだんすCabinet for jewelry with floral design.
- 作家名
- 小松芳光 / コマツホウコウ / KOMATSU Hoko
- 制作年
- 1980年/20世紀/昭和(戦後)
- サイズ
- 幅 22.7 × 奥行 29 × 高 22.9
- その他
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- [数量]1棹
- [技法]蒔絵
- 作品解説
- 空蝉と美男蔓宝石箪笥:小松芳光/美男蔓はサネカズラの異称で、古く枝からとれる液を整髪用に使ったのでこの名がある。銀の刑部平目で埋めた地に展開された美男蔓は、まさに宝石箪笥を飾るにふさわしいものといえよう。一方、高蒔絵で上面中央に小さく置かれた蝉の抜け殻である空蝉は、古典文学においてははかない世を意味することもあり、だとすれば「美男」蔓で飾られた「宝石」箪笥に添えた作者の意図はどこにあるのか興味深い。
- 初出展覧会
- 第12回改組日展