タイトル:かねは雄弁に語りき-石川県立美術館の金属コレクション-

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かねは雄弁に語りき-石川県立美術館の金属コレクション- の37ページ目の概要です。

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概要

かねは雄弁に語りき-石川県立美術館の金属コレクション-の作品解説電子ブックです。

57たかはし高橋そうぎょ双魚Twin fishかい介しゅう州1958(昭和33)年彫金第1回新日展大小一対の鯉をモチーフに、それぞれ異なる色となるように仕上げの方法を変えることによって独特ひれの存在感を演出している。特に鱗や鰭の描写は、ごく細かい線による緻密な文様を象嵌により整然とまとめており、作者の力量を遺憾なく発揮したものとして注目される。(RN)59たかはし高橋かい介しゅう州きぬみちふせ絹の道伏こう香ろ炉Incense burner, "Silk Road"昭和20世紀彫金らくだ本作は、香を焚く容器を煙出しの孔がついた駱駝ですっぽり覆う形式で、このような香炉を伏香炉と呼ぶ。前後の脚を隠して座っている独特のポーズをとる駱駝に、象嵌によるシルクロード風の梵字が施されている。2つのコブ間にある梵字に孔があいており、ここから香煙が立ち上る。本作の内部には金箔が焼き付けられ、煌びやかな仕上がりとなっている。作者はエジプトや中東に由来する題材をしばしば用いた。(RN)37