タイトル:かねは雄弁に語りき-石川県立美術館の金属コレクション-

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概要

かねは雄弁に語りき-石川県立美術館の金属コレクション-の作品解説電子ブックです。

68はす蓮はく白だ田どう銅しゅう修うき浮ご吾ろう郎ぼりせい彫「聖か歌の碑ひ」Relief, "Monument of the chant", cupronickel1982(昭和57)年鋳金第21回日本現代工芸美術展アクリル板の背景に白銅のレリーフを組み合わせる。蓮田は前年に欧州を歴訪しているが、そこで見た建築物や街行く人のイメージを再構成することで、幻想的な作品に仕上げたのだろう。変容させた建造物をモチーフとすることで、モニュメントとはまた異なる形で建築との接点をもっているといえる。(AT)69はす蓮はく白だ田どう銅しゅう修うき浮ご吾ろう郎ぼりほうじょう彫「豊穣なるライン」Relief, "Rhein, its fertile river", cupronickel1983(昭和58)年鋳金第23回日本現代工芸美術展旅を好み、旅先の風景や心情を表した作品を多く制作した蓮田は、次のように述べている。「『旅』は取材をするために出るのではない。生来、旅が好きだから出る。そして心の奥で触発された感覚が、永い時間を経て醸されるように変容して自分自身のものとなり、作品となってあらわれる。」本作ではドイツのライン川を主題とし、作者独自の明るい色調の白銅に浮彫と線刻で旅愁を表現した。(AT)51