タイトル:かねは雄弁に語りき-石川県立美術館の金属コレクション-

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概要

かねは雄弁に語りき-石川県立美術館の金属コレクション-の作品解説電子ブックです。

11かな金さ砂おか岡はり張そう宗みず水こう幸さしうな指「海ばら」原Water container,“The ocean”, sahari alloy1970(昭和45)年鋳金第17回日本伝統工芸展東京都教育委員会賞すず砂張とは、銅に錫などを加えた合金。本作は砂張を用いて、遠くの水平線から近くの波までを細い糸目文様で表現する。胴中央、つまり水平線となる部分を若干しぼることで海の広さを表現している。茶道における限られた空間に広い大きな海原を置く作品を、という願いがこめられた、作者の代表作である。金岡宗幸は金沢市生まれ。本名幸次。祖父の代より鋳物を家業とする。父・幸一郎に師事。1939(昭和14)年、砂張による糸目鋳造の開発に成功する。1969(昭和44)年第16回日本伝統工芸展に初入選、1970(昭和45)年東京都教育委員会賞を受賞。日本工芸会正会員。1982(昭和57)年「鋳造砂張」で石川県指定無形文化財保持者に認定された。(RN)12かな金さ砂おか岡はり張そう宗みず水こう幸さし指Water container, sahari alloy1980(昭和55)年鋳金第5回石川県工芸作家選抜美術展9