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終了 展覧会

古美術 名刀と刀絵図 2022年4月24日(日) ― 2022年5月22日(日)

概要

 国宝《剣 銘 吉光》(白山比咩神社蔵)と、重要美術品《刀絵図》の全巻公開を主体とした展示です。これらはまさに、徳川家と前田家の緊張関係と、そうした歴史の継承を象徴する文化財ということができます。
 国宝《剣 銘 吉光》は、1633年に三代将軍・徳川家光の養女大姫(清泰院、水戸徳川頼房の子)が、加賀藩四代藩主・前田光高に輿入れした際の持参品です。清泰院が死去した翌年の1657年に、嫡男の五代藩主・綱紀が、母の冥福を祈って白山比咩神社に奉納しました。したがって、本剣が緊張関係にあった前田家と徳川家の平和を保った、との見方もできるでしょう。作者の粟田口(藤四郎)吉光は、鎌倉時代の京都粟田口派の刀工のうちでは最も有名で、特に短刀や剣の作刀に優れた手腕を示しており、本剣は、吉光の最高傑作の一つに数えられています。
 重要美術品《刀絵図》は、刀剣鑑識の参考とするため、必要な点を簡潔に図示したものですが、本阿弥光徳が1595年に制作した本巻には、主として豊臣秀吉の蔵刀が収録されています。特に「太閤御物」として名声の高いものなどが、その後の大坂の陣や明暦の大火で焼けたり、消失したりする前の姿で確認できる点でも第一級の史料ということができます。

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開催日時

2022年4月24日(日) ― 2022年5月22日(日)
9:30 ― 18:00(入場は17:30まで)
会期中無休

会場

第2展示室

観覧料
観覧料 一般 大学生 高校生以下 65歳以上
個人 370円 290円 無料 290円
団体 290円 230円 無料 290円

※団体は20名以上。65歳以上の方は団体料金でご覧になれます。
県立美術館友の会会員、また身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を持参の方とその介添えの方は無料です。

作品紹介

国宝《剣 銘吉光》白山比咩神社蔵
国宝《剣 銘吉光》白山比咩神社蔵

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