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展覧会/イベントExhibitions/Events

開催中 会期終了まで31日 展覧会

古美術 古九谷と再興九谷Ⅰ 2022年6月25日(土) ― 2022年8月1日(月)

概要

 今回の特集を機に、改めて古九谷の歴史的背景を確認します。昨年、「地域ゆかりの文化資産を活用した展覧会支援事業」で文化庁の補助を受けて開催した、企画展「加賀百万石 文武の誉れ―歴史と継承―」の第三章「高山右近とキリシタンの記憶」で、加賀藩三代藩主・前田利常が推進した古九谷の生産を、禁教の状況下で、キリスト教信仰が日本・東洋文化と高度に融合した文化的所産として再考しました。そして、高山右近にゆかりのあるキリシタン遺品とともに、「キリスト教信仰記憶媒体」と古九谷を位置付けて、石川県指定文化財に指定されている6点を展示しました。
 江戸では生産できない色絵磁器という新たな領域に、「文化で幕府と戦う」利常の姿勢に共鳴して、セミナリオで西洋絵画を学んだ画家や、日本・東洋の画題に精通した画家、そして九州から来たキリシタン陶工や中国人陶工、さらには野々村仁清周辺の陶工なども参画して、比類ない表現世界を創出しました。そこに対幕府の姿勢をさらに先鋭化するために、幕府が禁止したキリスト教信仰を含意させることは、極めて有効な戦略でした。たとえば《色絵鳳凰図平鉢》や《青手桜花散文平鉢》(いずれも石川県指定文化財)など、大胆かつ斬新な古九谷の意匠のゆえんは、キリスト教信仰の観点から平易に読み解くことができます。
 したがって、古九谷プロジェクトの推進者だった利常が1658年に没すると、古九谷の意匠も変容してゆきます。しかし、こうした変容によって、当初の古九谷がキリスト教禁教の観点から詮索されずに今日まで伝えられました。

展示作品リストはこちら

開催日時

2022年6月25日(土) ― 2022年8月1日(月)
9:30 ― 18:00(入場は17:30まで)
会期中無休

会場

第2展示室

観覧料
観覧料一般大学生高校生以下65歳以上
個人370円290円無料290円
団体290円230円無料290円

※団体は20名以上。65歳以上の方は団体料金でご覧になれます。
県立美術館友の会会員、また身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を持参の方とその介添えの方は無料です。

作品紹介

石川県指定文化財《色絵鳳凰図平鉢》
石川県指定文化財《色絵鳳凰図平鉢》いろえほうおうずひらばち

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