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展覧会/イベントExhibitions/Events

開催中 会期終了まで26日 展覧会

古美術 古九谷と再興九谷Ⅱ 2022年8月6日(土) ― 2022年9月5日(月)

概要

 古九谷を論ずる際に避けて通れないのが、産地問題です。一時期は、古九谷を有田産とする説が有力と紹介されたこともありましたが、有田産説の根拠となった素地の理化学分析や発掘成果の評価に問題があることから、現在、こうした極論は一部に止まっています。
 有田の窯跡から、古九谷に類似する陶磁片が発掘されたにもかかわらず、古九谷の様式が再興九谷を経て今日まで、加賀の地にのみ継承されている事実は、古九谷の独創性は加賀の文化風土と一体のものであることの、何よりの証左ということができます。つまり有田で生産されたのは古九谷の模倣であり、その点では「古九谷様式」との呼称は妥当です。1650年代以降、有田では確立された色絵磁器の技法を展開する方向性を摸索するために、古九谷を参照したことは十分考えられます。
 藩内に色絵磁器の需要がありながらも、加賀藩が古九谷の存続に慎重だったことは、前号で述べた古九谷誕生の背景に関係があると考えられます。しかし19世紀にはいり、磁器の調達を京都や九州に頼っている経済的損失への反省もあり、加賀藩は本格的な色絵磁器生産に着手します。京都の名工、青木木米を招いて1807年に開窯された春日山窯は、古九谷を志向していたと考えられますが、藩の殖産興業への意向に木米は同調できなかったようです。しかしその後、芸術性と経済効率とのバランスに揺れながらも、古九谷の独創的な精神は、若杉窯や吉田屋窯をはじめ再興九谷諸窯に受け継がれていきました。

展示作品リスト

開催日時

2022年8月6日(土) ― 2022年9月5日(月)
9:30 ― 18:00(入場は17:30まで)
会期中無休

会場

第2展示室

観覧料
観覧料 一般 大学生 高校生以下 65歳以上
個人 370円 290円 無料 290円
団体 290円 230円 無料 290円

※団体は20名以上。65歳以上の方は団体料金でご覧になれます。
県立美術館友の会会員、また身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を持参の方とその介添えの方は無料です。

作品紹介

《色絵牡丹に菊図平鉢》 若杉窯
《色絵牡丹に菊図平鉢》 若杉窯いろえぼたんにきくずひらばち わかすぎがま

※一覧の作品画像は実際の比率ではありません。画像をクリックすると実際の比率で拡大画像が表示されます。

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