所蔵品のご案内Collection
[石川県指定文化財]No:02005400蒔絵螺鈿秋月野景図硯箱まきえらでんしゅうげつやけいずすずりばこWriting box with design of scene of autumn moon and field in maki-e and mother-of-pearl inlay.
- 作家名
- 伝 五十嵐道甫 / イガラシドウホ / Attributed to IGARASHI Doho
- 制作年
- 17世紀/江戸
- サイズ
- 幅 22.3 × 奥行 24.3 × 高 4.5
- テーマ
- 秋草/月
- その他
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- [形状]硯箱
- [数量]1合
- [技法]蒔絵/螺鈿
- 作品解説
- 石川県指定文化財 蒔絵螺鈿秋月野景図硯箱:伝五十嵐道甫/方形・被蓋造で几帳面を取る硯箱で、縁には覆輪をめぐらす。内部は懸子と下水板を入れ、硯と七宝を施した水滴を嵌める。蓋表は雲間からのぞいた満月が秋草を照らす絵画的な夜の情景である。中央と右下方の岩場から生えた菊・桔梗・薄・女郎花などの秋草が今を盛りと咲き誇る。蓋裏・見込は高蒔絵の松喰鶴を散らし、金平目粉を置く。技巧的でありながらも煩雑にならず、加賀蒔絵の格調の高さを持った名品である。