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No:08000600夏山なつやまMountains in the summer.

作家名
宮本三郎 / ミヤモトサブロウ / MIYAMOTO Saburo
制作年
1935年/20世紀/昭和(戦前)/昭和10~46
サイズ
縦 88 × 横 143.8
テーマ
風景
その他
  • [形状]額装
  • [材質]キャンバス
  • [数量]1面
  • [技法]油彩
作品解説
夏山:宮本三郎/宮本の風景画としては最大級のもので、初期の代表作「婦女三容」と共に、弟22回二科展に出品された。本作を描いた昭和10年は、アトリエを世田谷区奥沢に新築した年でもあり、30歳の宮本は一大転機を迎えることになった。 画面は前景と後景とに、扇状に山の端と岩肌が展開し、中間に二本の角のような奇山が伸びてアクセントをなしている。初期の主調色が灰褐色のものとは異なり、色彩に柔らかみと華やぎが感じられ、もっと後の作品と思えるのは

、晩年に宮本が筆を加えたためで、制作年は昭和10年から46年となっている。初期と後期の作風が入り混ざった興味深い作品である。
初出展覧会
第22回二科展