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No:04001000金銀象嵌猩々薄端きんぎんぞうがんしょうじょううすばたUsubata with design of Shojo in gold and silver inlay.

作家名
十一代宮﨑寒雉 / ミヤザキカンチ11 / MIYAZAKI Kanchi 11
制作年
1882年/19世紀/明治
サイズ
口径 47.5 × 高 34.5 × 0
その他
  • [形状]花器
  • [数量]1口
  • [技法]鋳金
作品解説
金銀象嵌猩々薄端:十一代宮﨑寒雉/薄端は広口の上皿の中央に生け口の筒のある花器。本作では大盃を薄端に見立てている。本作の地鉄は唐金の地色で、やや赤みがかった茶色を呈し、猩々の膝、袖、胴、前掛には金銀象嵌を施している。本体の猩々裏側に「宮﨑彦九郎作」、また大盃の高台に「明治十五年寒雉作」と刻銘がある。
猩々とは中国の想像上の生き物で、人間の子供のような姿の愛嬌ある存在。能楽の演目「猩々」は、演者が赤い髪に赤づくめの装いで舞い、酌めども尽きぬ酒壺を与え祝福する縁起のよい内容である。