所蔵品のご案内Collection
No:04002500青銅器「瑞鳥」せいどうきずいちょうVase of bronze as Auspicious birds.
- 作家名
- 板坂辰治 / イタサカタツジ / ITASAKA Tatsuji
- 制作年
- 1979年/20世紀/昭和(戦後)
- サイズ
- 幅 33.7 × 奥行 33.7 × 高 31
- その他
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- [形状]壷
- [材質]青銅
- [数量]1個
- [技法]鋳金
- 作品解説
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角が上向きになった方壺は、日本における古典建築の屋根の曲線を器のかたちに取り入れたものである。作者によると、ある時は崇高に、ある時は優しく人々の心に残る屋根の曲線美は日本建築の美しさを象徴するものであるとし、本作ではそのフォルムを瑞鳥の飛翔に託して制作したという。
器体は青銅、着色は焼緋銅おはぐろである。緋銅は銅を熱して急冷することで緋色の地を得る技法で、作者にとっては、重厚さや強さを表現する際に適用する着色法である。おはぐろは、日本酒や食酢に焼いた鉄屑などを入れて寝かせたものを水
で薄めた「鉄漿液」を、掃きながら焼きつける技法である。 - 初出展覧会
- 第11回改組日展