展覧会
コレクション展:古美術
石川県の文化財
毎年11月1日から7日までの1週間は、国の定める「文化財保護強調週間」です。当館では例年この期間にあわせて、県内の文化財を紹介する展示をおこなっています。
文化財は、過去の人々の暮らしや美意識、信仰や技術を今に伝えてくれます。それぞれの文化財には、長い年月を経て受け継がれてきた物語があります。当館では、こうした文化財にふれることで、地域の歩みや文化の豊かさを感じていただけるよう、毎年さまざまな作品を展示しています。
今回は、加賀国一宮として知られる白山比咩神社所蔵の国宝《剣 銘吉光》と重要文化財《太刀 銘備前国長船住長光》、そして曹洞宗の古刹大乗寺が有する重要文化財《仏果碧巌破関撃節(一夜碧巌集)》や重要文化財《羅漢供養講式稿本断簡》などをご紹介します。また「能登の大雅堂」として知られる池野観了(1753~1830)の大作、志賀町指定文化財《赤壁図屏風》を15年ぶりに展示します。観了は能登国羽咋郡赤住村(現在の志賀町赤住)の恩恵寺の住職の子として生まれ、京都で仏教を学ぶ傍ら、池大雅(1723~1776)に画技を学びました。本作品は重要文化財に指定されている大雅の《前後赤壁図屏風》(文化庁保管)を写したもので、観了の大雅学習を考える上で重要な作品です。
基本情報
会期 |
2025年10月10日(金)~ 2025年11月9日(日) |
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開館時間 | 9:30~18:00(展示室への入室は17:30まで) |
休館日 | 会期中無休 |
観覧料 |
一般:370円(290円)、大学生・65歳以上:290円(290円)、高校生以下:無料
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会場 | 第2展示室 |