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第72回日本伝統工芸展金沢展

我が国には、世界に卓絶する工芸の伝統があります。伝統は、生きて流れているもので、永遠にかわらない本質をもちながら、一瞬もとどまることのないのが本来の姿であります。

伝統工芸は、単に古いものを模倣し、従来の技法を墨守することではありません。伝統こそ工芸の基礎になるもので、これをしっかりと把握し、父祖から受け継いだ優れた技術を一層錬磨するとともに、今日の生活に即した新しいものを築き上げることが、我々に課せられた責務であると信じます。

昭和25年、文化財保護法が施行され、歴史上、若しくは芸術上特に価値の高い工芸技術を、国として保護育成することになりました。私どもは、その趣旨にそって、昭和29年以来、陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門にわたり、各作家の作品を厳正鑑査し、入選作品によって日本伝統工芸展を開催してきました。

金沢への巡回展は昭和38年の第10回展から始まり、以降は毎年開催されています。今回は全入選作品542点の内から、重要無形文化財保持者(人間国宝)や受賞者らの秀作に加え、地元北陸の作家を中心とした入選作品287点を展示します。

展覧会チラシ

第72回日本伝統工芸展金沢展

関連イベント

【記念講演会】
「ものつくり」としての工芸
日時:11月2日(日)13時30分~15時
講師:村上 隆 氏(高岡市美術館 館長・大正大学 教授)
会場:石川県立美術館ホール
参加無料・申込不要

【展示作品解説】

日時 11:00~ 13:30~
11/1(土) 《染織》山下郁子 《漆芸》林 曉
11/2(日) 《金工》般若 保 第72回展記念講演会
11/3(月・祝) 《人形》高田和司 《陶芸》中田一於

11/4(火)

《染織》四ツ井健 《金工》中川 衛
11/5(水) 《陶芸》田島正仁 《漆芸》西 勝廣
11/6(木) 《染織》毎田仁嗣 《陶芸》𠮷田幸央
11/7(金) 《金工》原 智 《木竹工》福島則夫
11/8(土) 《漆芸》小森邦衞 《木竹工》角間泰憲
11/9(日) 《木竹工》佐竹巧成 《総合》山崎 剛

 

基本情報

会期

2025年10月31日(金)~ 2025年11月9日(日)

※最終入場は30分前まで 
※初日は開会式後(10時頃)の入場となります

開館時間 9:30~18:00 ※最終日は17:00まで
休館日 会期中無休
観覧料

一般:900円(800円)、大学生:600円(500円)、65歳以上:800円、高校生以下:無料

  • ( )内は20名以上の団体
  • 身体障がい者・精神障がい者保健福祉・療育手帳をお持ちの方、またはミライロIDをご提示の方および付き添いの方1名は観覧無料
会場 第7展示室、第8展示室、第9展示室
主催 石川県教育委員会・日本放送協会金沢放送局・朝日新聞社・北國新聞社・公益社団法人 日本工芸会
後援 富山県教育委員会・福井県教育委員会