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No:04005600砂張稜線磨地水指さはりりょうせんみがきじみずさしWater jar of sahari copper with linear design.

作家名
三代魚住為楽 / ウオズミイラク03 / UOZUMI Iraku 3
制作年
1985年/20世紀/昭和(戦後)
サイズ
口径 21.5 × 底径 19.9 × 高 9.5
その他
  • [形状]水指
  • [材質]砂張
  • [数量]1口
  • [技法]鋳金
作品解説
本作品は、銅と錫の合金を鋳型で成形し、表面を磨いて漆を焼き付け制作したものである。装飾を控えめにし、簡明な美を表現している。幅と高さの比率は程よく、安定感を感じさせるが、19本ある稜線は方向や間隔をあえて一定にせず、独特のリズム感を出している。蓋は木地が川北良造(重要無形文化財「木工芸」保持者)、漆の塗りを塩多慶四郎(重要無形文化財「きゅう漆」保持者)が手がけた。
銅鑼とともに作者の制作で忘れてならないのは、水指、花入、建水、蓋置などの茶道具の世界である。古来、渋い色合いと特別な味わいをもつ砂張の茶道具は愛好されているが、作者の茶道具は魚住の砂張として知られる。
初出展覧会
第32回日本伝統工芸展