所蔵品のご案内Collection
[県指定有形文化財]No:04000500鉄打出鳩置物てつうちだしはとおきものOrnament in the shape of pigeon in iron embossment
- 作家名
- 山田宗美 / ヤマダソウビ / YAMADA Sobi
- 制作年
- 1909年/20世紀/明治
- サイズ
- 幅 18.6 × 奥行 28.7 × 高 35.2
- その他
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- [形状]置物
- [材質]鉄
- [数量]1個
- [技法]鍛金
- 作品解説
- 石川県指定文化財 鉄打出鳩置物:山田宗美/瓦屋根の上端にとまる鳩の自然な生態が生き生きと表現されており、鳩の羽毛の重なりの柔らかな感じと瓦の硬い材質感の対比が見事である。延展性に乏しい1枚の薄い鉄板から打出の技法で成形したもので、至難な技が駆使されている。とくに、鳩の下腹部で強くしぼられた鉄板が、瓦の部分へと大きく広がる技は他に類を見ない。また、叩き伸ばすことで鉄板が薄くなっているので、本作は見た目よりもずっと軽く、約1.1kgしかない。本作は、鉄打出という超絶的なわざの真骨頂といえるだろう。