展覧会
前田育徳会尊經閣文庫分館
武の装いⅡ
陣羽織は、甲冑の上に羽織るもので、動きやすいように袖はなく、斬新なデザインと鮮やかな色彩が特徴です。五代綱紀の陣羽織として、月に波文の陣羽織を紹介します。綱紀は、四代光高の嫡男で、わずか3歳で家督を嗣ぎました。後見は三代利常、万治元年には保科正之の女摩須を室に迎え、いわば大名として申し分のない環境の中、藩政にあたります。藩政改革・十村整備を行ったほか、文化大名として、文書典籍の収集や産業としての工芸の育成にあたりました。本展では、綱紀所用の錠羽形甲冑も展示します。
六代吉徳は、大槻伝蔵を重用し、藩政改革に取り組みましたが、自身の甲冑製作にあたっては、昔の甲冑を参照し、利用できないか検討したようです。胴・兜・籠手・脛当・佩楯など、細かく仕様を定め、金工師の雲海壽尚につくらせたという記録が残っています。
十一代治脩は、吉徳の十男で、幼くして仏門に入りますが、藩主を嗣いだ兄たちの逝去が続いたことから、還俗して藩主となりました。治脩所用の唐冠形甲冑を紹介します。
最後の藩主は、十四代慶寧です。甲冑と陣羽織を紹介します。陣羽織は、八卦文が入っています。自然万物の変化を八つの卦で捉えようとするもので、現代ではあまりなじみがありませんが、当時の人々はこれらを意識して生活していたことがうかがえます。
基本情報
| 会期 |
2023年7月1日(土)~ 2023年7月23日(日) |
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| 開館時間 | 9:30~18:00(展示室への入室は17:30まで) |
| 休館日 | 会期中無休 |
| 観覧料 |
一般:370円(290円)、大学生・65歳以上:290円(290円)、高校生以下:無料
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| 会場 | 前田育徳会尊經閣文庫分館 |