展覧会
コレクション展:工芸
花の器
近現代工芸では花を飾るための器、花入、花生、花瓶、花器、水盤、薄端(うすばた)などの作品を展示します。
花入、花生は花そのものを演出するためのもの、容器です。花入はシンプルなデザインが多いようで、花生となると、花のスタイルに合わせて形が求められたようです。花瓶や花器は花を生けるためのもの、容器のこと。花瓶は水を入れて使用する、安定感のある底となり、しっかりした形が多く、器となると瓶のほか、皿やかご、箱など、様々な形状を含むものとなります。水盤は底の浅い平らな陶製または金属製の花器。盛り花や盆栽・盆景などに使用されます。薄端は金属製の花器のひとつで、瓶(かめ)形の胴の上に、中央に生け口のある広口の浅い上皿が取りはずしのできるように付いています。華道の流派では池坊や古流などで使用されています。
薄端では銅器会社《金銀象嵌花鳥人物文薄端》を展示いたします。上皿の表面には蓮池水禽、胴部にはそれぞれ武人図と花鳥、婦人図と花鳥が施され、大根をかじる鼠の飾りが付けられています。銅器会社製の中では大作であり、装飾を尽くした優品です。銅器会社は明治10年(1877)に長谷川準也によって設立され、主として輸出向けの金工作品を生産していました。 職工頭取・水野源六をはじめとして多くの名工が集まり、その技術の高さは評価が高く、明治25年(1892)まで存続していました。
このほか、花を題材とした着物も同時に展示します。
基本情報
| 会期 |
2026年2月7日(土)~ 2026年3月15日(日) |
|---|---|
| 開館時間 | 9:30~18:00(展示室への入室は17:30まで) |
| 休館日 | 会期中無休 |
| 観覧料 |
一般:370円(290円)、大学生・65歳以上:290円(290円)、高校生以下:無料
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| 会場 | 第5展示室 |