展覧会
コレクション展:絵画
没後50年 南政善
現在の志賀町に生まれた南政善(1908~1976)は、腕白な少年時代から絵画や美術に興味を持ち始め、やがて「絵描きになりたい」と絵画の勉強を志しました。東京美術学校の油画科に入学し、卒業するまでに帝展、新文展、日展、第二部会展(昭和10年帝展改組時に結成)に出品・受賞するなど、各公募展で目覚ましい活躍をみせます。
新進の画家として期待された南は、太平洋戦争中に中国・上海、ジャワ・フィリピンへ派遣され、戦争記録画の制作にもあたりました。現地で目にした東南アジアの風俗に興味を惹かれた南は、生涯のテーマとなる「アジアの女性とそのコスチューム」を見出すことになります。
南が手がけた人物画は、師事した藤島武二の影響で、的確なタッチと巧みな色面構成をみせる画風を軸としています。モデルとポージング、構図にもこだわりぬき、画中の人物はいまにも動き出しそうな存在感に満ちています。納得し感動しなければ描けないという、率直な感銘が南の制作の原動力でした。エキゾチックで鮮やかなコントラストにも、どこか親しみを覚えさせるのは、「確かにアジヤは一つであると思った」、「日本人であることを生かした作品をつくりあげてゆきたい」との意図が込められているからでしょう。
今回は当館収蔵品のなかから厳選して、油彩・素描作品約20点をご紹介します。
基本情報
| 会期 |
2026年4月19日(日)~ 2026年6月1日(月) |
|---|---|
| 開館時間 | 9:30~18:00(展示室への入室は17:30まで) |
| 休館日 | 会期中無休 |
| 観覧料 |
一般:370円(290円)、大学生・65歳以上:290円(290円)、高校生以下:無料
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| 会場 | 第3展示室 |