展覧会
コレクション展:絵画・彫刻
優品選
日本画からは、季節の優品を紹介します。白山の自然や歴史民俗の研究にも力を注いだ玉井敬泉による《白山図》は、白山の山頂付近の広々とした空間を、六曲一双という大きさいっぱいに活用した屛風です。前景にはハイマツやハクサンイチゲ、ミヤマキンバイ、クルマユリなど高山植物を配し、白山の植生を見ることができます。白山の生態を知り尽くした作者による、短い夏の景色をご覧ください。
油彩画分野からは、朝倉雅子《貴方に跪いて》を紹介します。一人の男が飛ばないよう必死に紐で引き留めている風船の中に、欺瞞に満ちた人々がぎっしりと描かれています。その人だかりの中央で、天使が神父に花束を捧げる場面をとらえたシニカルな世界観が表現されています。作者は、いつか来る死を恐れつつも生きる人間の本質を描きたいと考え、唯一無二な作風での表現を続けています。
彫刻分野からは特集展示に合わせ、物語を題材とした作品を紹介します。今まさに落下していくイカロスの姿を捉えた、清水良治《イカロスの墜落》。蝋でできた翼で飛ぶイカロスは、夢中になって飛ぶあまり太陽に近づきすぎて墜落してしまうという物語です。清水はこの題材に何度も取り組んでいます。それは画家や彫刻家にあこがれながら、満足できない自分になぞらえたものでありました。
基本情報
| 会期 |
2026年8月8日(土)~ 2026年9月13日(日) |
|---|---|
| 開館時間 | 9:30~18:00(展示室への入室は17:30まで) |
| 休館日 | 会期中無休 |
| 観覧料 |
一般:370円(290円)、大学生・65歳以上:290円(290円)、高校生以下:無料
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| 会場 | 第3展示室、第4展示室、第6展示室 |