展覧会
コレクション展:絵画・彫刻
優品選
日本画分野では、木島櫻谷(このしまおうこく)《咆哮》を紹介します。櫻谷は鈴木派の今尾景年門下で、京都画壇で若くから頭角を現した作家です。主に動物を叙情豊かに捉えた作品で知られ、本作でも、虎の咆哮に逃げ惑う鹿の群れを、ドラマティックに6曲1双の屏風に仕立てました。明年は櫻谷の生誕150年を記念する特別展が東京、京都の2会場を舞台に開催予定。楽しみです。
油彩画分野から、日本海の秋ならではの風景を描いた村田省蔵《秋光》を展示します。晩年の稲架木(はさぎ)シリーズの一作です。畔(あぜ)に植わった稲架木に横木を渡し、刈り取った稲束を乾燥のため干している場面で、秋の陽光に照らされた稲穂の明暗とおおらかな筆さばきの表現が、黄金色の実りの量感を伝えています。
版画分野から紹介の、真宗大谷派の寺の住職でもあった高光一也のリトグラフ《樹心仏地》は、日常生活の中で最も親しんでいた親鸞の「心を弘誓の仏地に樹て」の教えを表した作品です。地中深く根をはる樹木のように仏法の大地にしっかりと立ちたいという高光の想いが、赤を背景に黒く強い線で表現されています。
彫刻分野からは田中太郎《会話》をご紹介します。自身から湧き上がる心の動きを契機に原木の太さ、木目の具合などから作品の輪郭が浮かび上がり、イメージに沿って彫り進んでいくという作者。異なるものが交わるような造形と、表面に施された幾何学的な線刻もまた、制作に際し作者がイメージした形なのでしょう。
基本情報
| 会期 |
2026年9月19日(土)~ 2026年10月25日(日) |
|---|---|
| 開館時間 | 9:30~18:00(展示室への入室は17:30まで) |
| 休館日 | 会期中無休 |
| 観覧料 |
一般:370円(290円)、大学生・65歳以上:290円(290円)、高校生以下:無料
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| 会場 | 第3展示室、第4展示室、第6展示室 |