展覧会
優品選
日本画分野では季節の優品とともに、石川県立工業高等学校ゆかりの画家たちの作品を展示します。近代京都画壇の重要人物である久保田米僊は、明治30年(1897)から2年間、石川県立工業学校の図案科で教鞭を執りました。その頃に制作された《馬山斥候図》(うまのやませっこうず)を紹介するほか、米僊の後任として赴任した山田敬中の作品もご覧いただきます。
油彩画分野からは、第4展示室で開催の特別展示「没後40年 高光一也」にあわせて、高光一也の弟子であった円地信二《友》を紹介します。縦長の画面に2人の女性が描かれています。1人は憂いを含んだ表情で横たわり、もう1人は見守るように膝を抱えて座っています。円地の作品ではこれまで見られなかった俯瞰的な構図で表現されています。また、「県工の純粋美術」と題して小特集をします。
素描分野からも、昭和17年(1942)にタイ・ビルマで描いた高光一也の従軍スケッチをご紹介します。スケッチの対象は人物、風俗や風景と多岐にわたり、特徴を的確につかみ、描きこみすぎることを避け、軽妙に描かれています。
彫刻分野からは米林勝二《木陰の女》をご紹介します。寄りかかるように身を捻る裸婦像は、女性の量感と動きが確かに捉えられています。米林は朝倉文夫に学び、人物像や仏像を多く制作し、日展や現代美術展などで活躍しました。石川を中心とした各地には米林の手掛けた野外彫刻が多くあります。本作とあわせて、街の彫刻と見比べてみるのもよいでしょう。
基本情報
| 会期 |
2026年10月30日(金)~ 2026年12月7日(月) |
|---|---|
| 開館時間 | 9:30~18:00(展示室への入室は17:30まで) |
| 休館日 | 会期中無休 |
| 観覧料 |
一般:370円(290円)、大学生・65歳以上:290円(290円)、高校生以下:無料
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| 会場 | 第4展示室、第6展示室 |