展覧会
前田育徳会尊經閣文庫分館
加賀藩の美術工芸
この春、東京国立博物館で開催された『百万石!加賀前田家』をご覧になられた方も多いと思います。当館にて毎年展示をおこなっている作品も多く出品されましたが、広い会場で一堂に並ぶと、改めてその迫力に圧倒されるとともに、百年間守り継がれていたという歴史の重みを痛感する内容でした。
毎年恒例の「加賀藩の美術工芸」の特集展示をおこないます。今日、金沢が美術工芸が盛んな土地となったのは、前田家の歴代藩主が、美術工芸に深い理解と関心を示していたことに他なりません。特に三代藩主利常はそうであったようで、京都から工芸職人を招いて城内の細工所の充実をはかったほか、利常自身も遠州に茶を学び、晩年は仙叟を小松に招いています。本阿弥光悦との交流も見逃せず、刀剣だけでなく、能や書にまで影響が及びました。俵屋宗達の弟子であった宗雪を、加賀へ招いたのも、利常です。
今回展示する作品の中では、名物裂が利常時代に収集されたものです。家臣を商人に変装させて、長崎の出島で大量に買い求めたエピソードはよく知られています。また蒔絵師の二代五十嵐道甫は、利常と五代綱紀にお目見えしたとの記録があります。
本特集では、前田家に伝わる美術工芸作品のなかから、絵画・漆工・染織・陶磁器など18点を紹介します。
基本情報
| 会期 |
2026年9月19日(土)~ 2026年10月25日(日) |
|---|---|
| 開館時間 | 9:30~18:00(展示室への入室は17:30まで) |
| 休館日 | 会期中無休 |
| 観覧料 |
一般:370円(290円)、大学生・65歳以上:290円(290円)、高校生以下:無料
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| 会場 | 前田育徳会尊經閣文庫分館 |