展覧会
第73回日本伝統工芸展金沢展
我が国には、世界に卓絶する工芸の伝統があります。伝統は、生きて流れているもので、永遠にかわらない本質をもちながら、一瞬もとどまることのないのが本来の姿であります。
伝統工芸は、単に古いものを模倣し、従来の技法を墨守することではありません。伝統こそ工芸の基礎になるもので、これをしっかりと把握し、父祖から受け継いだ優れた技術を一層錬磨するとともに、今日の生活に即した新しいものを築き上げることが、我々に課せられた責務であると信じます。
昭和25年、文化財保護法が施行され、歴史上、若しくは芸術上特に価値の高い工芸技術を、国として保護育成することになりました。私どもは、その趣旨にそって、昭和29年以来、陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門にわたり、各作家の作品を厳正鑑査し、入選作品によって日本伝統工芸展を開催してきました。
金沢への巡回展は昭和38年の第10回展から始まり、以降は毎年開催されています。今回は全入選作品の内から、重要無形文化財保持者(人間国宝)や受賞者らの秀作に加え、地元北陸の作家を中心として、299点を展示します。
関連イベント
【記念講演会】
日本伝統工芸展は未来をつくることができるか
日時:11月1日(日)13時30分~15時
講師:
十四代今泉今右衛門 氏(重要無形文化財「色絵磁器」保持者)
松原伸生 氏(重要無形文化財「長板中形」保持者)
聞き手:
𠮷田幸央 氏(日本工芸会執行委員・石川支部幹事長)
会場:石川県立美術館ホール
*参加無料・申込不要
【展示作品解説】
| 日時 | 11:00~ | 13:30~ |
| 10/31(土) | 《染織》坂口裕章 | 《漆芸》寺西松太 |
| 11/1(日) | 《染織》山下郁子 | 第73回展記念講演会 |
| 11/2(月) | 《漆芸》大角裕二 | 《金工》宮薗士朗 |
|
11/3(火・祝) |
《金工》般若泰樹 | 《木竹工》中嶋武仁 |
| 11/4(水) | 《陶芸》中田一於 | 《染織》毎田仁嗣 |
| 11/5(木) | 《陶芸》𠮷田幸央 |
《人形》高田和司 《諸工芸》長岡達雄 |
| 11/6(金) | 《金工》村上浩堂 | 《木竹工》角間泰憲 |
| 11/7(土) | 《木竹工》松井裕志 | 《漆芸》林 曉 |
| 11/8(日) | 《陶芸》中田博士 | 《総合》唐澤昌宏 |
【コラボスイーツ】
館内カフェ「ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA」にて、展覧会をイメージしたコラボスイーツを提供いたします。
「パサージュ」
展示作品《象嵌花器「暮れ色の運河」》から着想を得て、夕暮れのベネチアの運河に浮かぶゴンドラの情景と、移り変わる時間の流れをブラッドオレンジとショコラの味わいで表現しました。作品から感じた「時間の移ろい」や、運河を静かに通り過ぎていくゴンドラの姿から、フランス語で「移り変わり」を意味する「パサージュ」と名付けました。
販売期間:10月26日(月)~11月11日(水)
金額:テイクアウト1,080円 / イートイン1,100円(税込)
基本情報
| 会期 |
2026年10月30日(金)~ 2026年11月8日(日) ※最終入場は30分前まで |
|---|---|
| 開館時間 | 9:30~18:00 ※最終日は17:00まで |
| 休館日 | 会期中無休 |
| 観覧料 |
一般:1000円(900円)、大学生:600円(500円)、65歳以上:900円、高校生以下:無料
|
| 会場 | 第7展示室、第8展示室、第9展示室 |
| 主催 | 石川県教育委員会・日本放送協会金沢放送局・朝日新聞社・北國新聞社・公益社団法人 日本工芸会 |
| 後援 | 富山県教育委員会・福井県教育委員会 |
| 特別協力 | 日本通運株式会社 |
